貴船神社

縁結びの神様として注目される貴船神社

貴船神社は縁結びの神様として人気があります。
若い女性が良縁を求めて貴船神社にお参りする姿をよく見ます。
貴船神社には貴船の物語という伝説があり、縁結びの場として人気が高いのです。

この物語は釈迦草子という室町時代末期に書かれた恋物語に読むことができます。
内裏の扇合わせでみかけた女房の絵姿に中将が恋をします。
鞍馬の奥の岩穴から鬼の国へ、そこで天女にも勝るような美しい鬼の姫宮と出会いますが、姫の父である鬼の大王が責めるため、姫は中将を守るために命を捨てます。
その後、姫は中将の伯母の娘に生まれ変わりますが、節分の夜に二人を襲います。

鞍馬の毘沙門の霊言のとおりに、炒り豆で鬼を撃って退け、五節句を営むことで鬼軍を追い払います。
二人は幸せを掴み仲睦まじく暮らし、その後、姫は貴船大明神となり中将は「まろうど神」となり衆生を守る事になったというお話です。
物語の最後にも、恋に迷う人へ貴船の大明神を信じ奉れることで成就ができる旨が書かれているのです。

立場が違いとても成就しないであろう男女でも、お互いに思う心が強ければきっと神様が味方すると伝えているのです。
こうした物語を呼んでも、貴船神社が縁結びの神様という事が納得できます。

全国の貴船神社の総本社

全国には450の貴船神社がありますが、ここ京都の貴船神社はその総本社です。
神武天皇の御母が黄色い船に乗って貴船川をさかのぼってこの地に到着され、水神をまつったという伝説があり、これが貴船の名前になったと伝えられています。
奥宮境内には神武天皇の御母が乗ってこられた黄色い船を小石で覆った御船型石を見ることができます。

水の神様、という事で晴れてほしい時には白馬を奉納し、雨が降ってほしい時には黒馬を奉納していたというお話もあります。
昔は天候によって食物が全く取れないという事もあったので、貴船神社は縁を結ぶという事以外にも、地域に暮らす民の祈りがささげられる場所だったのです。

本宮には伊弉諾尊、御子神の高靇神が祀られています。
高靇神が水をつかさどる神とされ、雨を降らせ、雨と止めるという龍神であると伝えられています。
創建に関しては文献などが残っていないため明らかではありませんが、天武天皇白鳳4年には貴船神社があったと伝えられているため、創建はかなり古いと想像されています。

貴船神社に行くなら水占いを経験してほしい

恐ろしい位によく当たるといわれる貴船神社の水占いは、結婚される前に訪れてやってみるというカップルが多いといいます。
水の神様がおられる貴船神社ですから、その的確な占いは恐ろしい・・といわれるほどです。

神社で売られている水占い用の神を200円で購入し、境内の水に浸します。
すると文字が浮かび上がるのですが、もしも悪い結果でもがっかりせず、貴船神社の神様に、厄災を払っていただけるように真摯に祈れば大丈夫です。
水占いの神を浸す清水は強い浄化の力があるとされ、触れることで自らの穢れをとる事が出来るといわれています。