鹿島神宮

鹿島神社は関東最古の神社

神武天皇元年に創建されたという鹿島神社は茨城県鹿嶋市宮中にある由緒正しい神社です。
全国各地に鹿島神社と呼ばれる神社がありますが、その総本山でありますし、常陸国風土記という書物にも鹿島神社の名が出てくるという位、古い歴史を持った神社です。

御祭神は武甕槌大神「たけみかづちのおおかみ」は、天照大神の命を受け、香取神宮御祭神経津主大神「ふつぬしのおおかみ」と共に出雲に天降りて、大国主命「おおくにぬしのみこと」と話し合いを行い、国譲りが成就、日本建国に挺身とされています。

初代神武天皇の御代、御東征の際窮地に陥り、その際、武甕槌大神の韴霊剣によって救われ、その神恩を感謝し、御即位の年に大神を勅祭したとされています。
平安時代には国の守護神として信仰され、20年に一度社殿の建て替えを行う造営遷宮も行われていたのです。
中世から近世では徳川井家康などの名だたる武将たちが尊崇し、「武神」として信仰されるようになりました。
現在、鹿島神宮の社殿は徳川二代将軍であった徳川秀忠によって奉納され、奥宮は徳川家康が、桜紋は水戸初代藩主徳川頼房によって奉納されたものです。

パワースポットと呼ばれる鹿島神宮

歴史ある鹿島神宮にはたくさんのパワースポットがあるとして注目されている場所でもあります。
境内にある要石は、おおなまずを押えて地震が起こらないようにしたといわれる石で、個々のパワースポットとして有名ですし、お手洗池と呼ばれる美しい湧水が湧き出す場所もパワースポットです。

要石はこれが?と思うくらい顔を出している部分は小さいのですが、実は地中深く埋まっていて、徳川光圀(水戸黄門様)が調べた際、あまりにも深く何日かかっても掘り出すことが出来ず、しかも作業した人間が高熱を出すという不吉なことが起ったのでそれ以上掘り出すのを辞めたという逸話も残っています。

君が代に出てくる「さざれ石」

私達日本国民の国家、君が代には「さざれ石」という言葉が出てきます。
さざれ石とは小さい石という意味があるのですが、長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウムや水酸化鉄がうめて一つの大きな石になった物です。

国家の中に出てくるさざれ石は、細かい石や小石が集まって小石が巌(固く強固な石)となって、その上に苔が生えるまで世が続くとうたわれています。
国家の由来となったさざれ石は岐阜県揖斐川町春日のさざれ石だといわれていますが、鹿島神宮でも国家に出てくるさざれ石がどのようなものか、実際に小石が巌となった姿を見ることができるのです。

神鹿と御神木・御宝物

鹿島神宮の神の使い、「神使」は鹿です。
鹿といえば春日大社などが有名なのですが、鹿島神宮に暮らす鹿は、その春日大社からやってきた神鹿です。
余談ですが、Jリーグの鹿島アントラーズは鹿島神宮の神鹿にちなみつけられた名前です。
アントラーは、鹿の枝角の事を指しているのです。

御神木は樹齢1300年を数える高さ40mという圧倒的な大きさを誇る杉の木です。
宝物館には、国宝指定の直刀、重要文化財の梅竹蒔絵鞍、雪村筆の百馬図などが展示されており見ることができます。