住吉神社

徳川家康ゆかりの神社

住吉神社の歴史は、神功皇后の時代にまでさかのぼる、大変由緒正しい神社です。
皇后が三韓討伐を行い、その成功を祝って住吉の神様を祀ったのが、この神社の始まりだとされています。
その後の歴史については詳しく分かっていないようですが、時代を通じて人々に愛され、信仰の対象になっていたのは間違いないでしょう。

この住吉神社が注目を浴びるようになったのは、徳川家康の登場によってです。
徳川家康が江戸の地に入った際、佃島への川渡しをこの地の住民と神社関係者が行い、献上品を渡しました。
そのことから、住吉神社が篤く敬われるようになり、江戸幕府にとって重要な神社の1つとなりました。

また、この神社がある場所は、江戸湊にありますので、船を使う人々が海上安全を願う神社ともなりましたし、廻船問屋や倉庫業を営む人々が安全祈願のために、度々参拝を行うところとして重要な場所と変化していきました。

いろいろな文化財を見ても楽しい神社

この住吉神社には、見て楽しいいろいろな文化財があります。
特に、水盤舎の周りには、佃島の昔の様子が収められた浮き彫りが周囲に飾られています。
ところどころ不鮮明なものもあって見づらいですが、よく見ると、昔の情景を見ることができて、とても興味深いものがあります。

また、社殿の中には古の時代の王様の勇ましい姿を描いた板絵が掲げられていますし、この神社の象徴ともなっているサギの絵も飾られています。
著名な作家のものではありませんが、とても味があって見ていて飽きません。
こうしたちょっとした文化財を見るのも、神社巡りの楽しみですね。
昔の風俗や町の様子などを知ることができるので、勉強にもなります。

四季折々の祭りの度にも訪れる

こちらの住吉神社では、季節ごとにいろいろなお祭りを行っています。
一番賑やかな雰囲気に包まれるのは、春のさくら祭りの時期でしょう。
神社と近くの公園には、合わせて120本以上の桜が植えられていますので、実に見事な桜を見ることができます。

住吉神社では、この時期に合わせてさくら祭りを開催して、甘酒を振る舞うなどしています。
桜を見つつ、おいしい甘酒をいただくのは最高ですね。

また、8月頭に行われる例祭も、実に勇壮で地元の人々にとって一年中待ち焦がれる祭りです。
獅子頭や神輿の町内巡りは、見ていてわくわくするような熱い雰囲気に満ちていますので、いかにも東京の夏の祭りという感じがします。

やはり神社を楽しむなら、こうした祭りにも参加してフルにその魅力を味わいたいものですね。
地元の人の神社に対する思いや信仰を見ることができるので、気持ちが新たになって、神社の良さをより知ることができるような気がします。
時間を見つけて、できるだけ神社巡りを続けていきたいですね。